ヘッドフォンアンプ HA05

最終更新08/09/06

初めてまともに活用している据え置き型ヘッドフォンアンプです。
以前作ったものはあまり回路を理解していなかったときで、盛大にハムノイズにまみれたものでした。それ以降据え置き型を作っていなかったのですが、大学の研究室に入り浸るようになったので、電池電源でないものが欲しくなって製作しました。


内部です。メイン基板と電源基板から出来ています。
両基板ともに秋月のC基板に収まるようにしてあるのですっきりしてます。
電源は今回ACアダプタを使用したかったので、抵抗分圧してトランジスタバッファをかませたものになっています。バイアス電流を多く流せば仮想グランドのインピーダンスが低くなってかなり安定します。そのためこんなでかい放熱板が付いてるわけですね。まぁ、蓋に穴が開いてないのであんまり意味がないんですが…
ボリュームにはアルプスのデテントを使ってしまいました。前から持ってたんですけど、使う機会が今までなかったので使ってしまいました。大きいから配線しやすいですね。


08/09/06 一部定数変更しました。 さて肝心要の回路図です。
今回の回路は金田式DCアンプもどきになっています。素子は電源を除いて汎用部品である2SK30ATMと2SC1815/2SA1015を使用しました。その分、安いのでたくさん買ってきてペア取りを十分しました。特に入力の差動部分に大きな差があると初段のゲインが正負で大きく異なってしまうので注意が必要です。
C1は470pFとなっていますが、これはLPFなので適当に計算してください。ここが広域の位相保障となってます。R29,C3も同様ですね。作ったのが結構前なのであまり記憶にないのですが、確かこれらがないと時々発振したような記憶があります。
調整はR1とR2です。R2で出力のDCを、R1で出力段のバイアスを調整します。なのでまずはバイアス電流を10mA程度にしてDCを調整すると簡単だと思います。10mA流しても電源電圧が±6Vなので、バイアスによるTR6の損失は0.01[mA]×6[V]=0.06[mW]なので特に放熱は必要ないと思ってます。
動作はとても基本的なものなので解説はいらないと思います。何か疑問点があったらブログの製作記事にでも質問を投げてください。


おまけ。配線図です。部品面から見た図です。
実際に組み立てたものはジャンパーが3箇所あるんですが、ちょっと配置を見直したら1箇所ですむようになりました。この回路規模を綺麗にC基板に収めるのはたいへんでした…
できるかぎり鋭角な配線を少なくしてわかりやすいように配置したつもりではいます。
簡単に手に入る部品だけで秋月C基板に収まる…個人的にはなかなか魅力的な回路だと思うんですがいかがでしょう?^^;

肝心の音ですが、素直な音だと思います。特に色づけもなく特徴もないような音だと思います。ただ、少し迫力が足りないかなぁ。これは出力段をパラにしてやれば改善するかもしれません。後はトランジスタを変えてバイアスをもっと垂れ流してやるのもいいかもしれないですね。けどこの部品配置にはどう考えても両方無理^^;

いまは研究室ではなく自宅のCDPにつないで常用してます。疲れなくていい感じです。



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