パワーアンプ PA02

オーディオ用小型パワーアンプです。
なぜか小型か。それはもちろんお金が無いから^^;
ケースって買うと高いんですよね。今回のは900円くらいだったかな?
だからといって性能が悪いわけではありません。
PA02の回路を改良して、低電圧でもクリップの少ないアンプが完成しました。
電源電圧は±12V〜24Vまで我が家では使っています。
大音量で聞くには向きませんが、窪田式アンプのDCアンプなので、
素直な低音が魅力です。ONKYOのTX-SA500の出番がなくなりました^^;


フロントパネルです。あっさりしてます。
ボリュームはALPSの9mm角のものを使ってるおかげで精度が高くなっています。
電源ランプは電源電圧が不定なので省きました。
その代わり電源表示プレートが安かったので取り付けてあります笑


背面です。かなり無理やり押し込んであります^^;
上の三つのターミナルが電源(左からマイナス、GND、プラス)で、
その下がスピーカー端子になっています。ラインインは、内部にスペースがなくなり、
こんな配置の仕方になってしまいました^^;
スピーカー端子交換したいんですよね。太いケーブルが入らない…


内部です。一部抵抗が変なつきかたしてますが、気にしないでください^^;
あまりにも発熱が多かったので、終段のバイアス値を途中で変更したためこんなことになっています。
基板には端子を取り付けて、その端子にケーブル類を半田付けする形式をとったので、
わりあい分解が簡単にできます。
この放熱フィンだとさすがに小さいので連続大音量は無理です。
でも蓋をはずしていれば結構な音量でもぜんぜん平気です^^;
終段はFETだから熱暴走ないし爆


注:Q10の2SJ76はドレインとソースが逆になっています。
正しくはソースがR14へ、ドレインがVEEにつながります。

このアンプの回路図です。クリックして拡大できます。
一応完全自作ですが、窪田氏のアンプから負帰還部のLPFや、入力部のLPFの定数をいただいてきています。
適切かどうかはしりません^^;
この回路はあまりあてにしないでください^^;
もしもこれを作るような奇特な方がいらっしゃるなら、調整をぜったい行って下さい。
VR2が初段の中点調整用、VR3がバイアス調整用、VR4が2段目の中点調整用です。
調整を始めるときは、スピーカーをつながずに、入力をショートさせて、
VR2、4を大体真ん中に、VR3を最大(つまりVGSを最小)にセットしておきます。
まず初段の中点を出してから(初段のFETのドレイン電圧が上下段等しくなるようにする。)
2段目の中点を調整して、出力電圧が限りなく0Vに近づくようにします。
そしてバイアス調整を行います。終段のソース抵抗の両端電圧で流れている電流を計算します。
まぁ適当でいいのですが爆、20mAもあれば十分です。放熱をしっかりして本体を作ってあるならば、
100mA程度流しても平気でしょう。ほぼA級動作になりますね。
で、バイアス調整をした後最後にもう一度中点調整をします。
若干バイアス値がずれますが、中点がずれるよりはましです。
もしもVR2、4をいじっても中点が調整できないときは、よっぽど上下で
組み合わせの悪いFETやトランジスタを使ってる可能性が高いので、
別のものにかえてみます。というか本当は最初っから選別するべきです。
とくに初段のFETはばらつきも多く、影響も大きいので、使用する数の倍くらいは買って、
選別しておきます。トランジスタももちろん同じです。
今回使用したFETやトランジスタは安いものばかりなのであまり痛手にはならないでしょう^^;
あと、この回路図は回路定数変更後のものです。

音は最初にも書いたとおり、自然な低音がかなり印象的です。
いやみな低音にならず、でも小さすぎるわけでもなく、本当に自然です。
また、LPFも400KHzくらいになっている(はず)ので、高域も伸びがいいです。
こんな安物にまけてどうするんだよ>TX-SA500

部品一覧
2SJ76/2SK213 J76が@280円、K213が@200円(千石)
2SJ74/2SK170 J74が3個で240円、K170が3個で150円(千石)
2SA1145/2SC2705 A1145が@50円、C2705が@50円(千石)
2SA1012/2SC2562(生産停止)
A1012が@100円(千石)C2562は?
代替品を考えておきます。
抵抗 1円〜500円@1本(自分の好みのレベルでどうぞ)千石、秋月、海神無線、山王電子など
半固定抵抗(500、200、1K) 50円〜500円@1個(自分の好みのレベルでどうぞ)千石、秋月、海神無線、山王電子など
ボリューム(50K Aカーブ 2連) 100円〜20000円(自分の好みのレベルでどうぞ)千石、秋月、海神無線、山王電子、日米通商など
マイラーコンデンサ(220pF、470pF) 10円〜300円(積セラはやめましょう)千石、秋月、海神無線、山王電子など
入力用RAC端子(ケースからGNDが浮かせられるものが○) 50円〜4000円(自分の好みのレベルでどうぞ)千石、秋月、海神無線、山王電子など
出力用スピーカー端子(太いケーブルがさせるものがのちのちよいかも) 200円〜8000円(自分の好みのレベルでどうぞ)千石、海神無線、山王電子など
1芯シールドケーブル(RCA端子からボリューム、ボリュームから基板間) 100円@1m〜5000円@1m(自分の好みのレベルでどうぞ)ラジオセンターの入り口辺りの店
その他配線材 てきとうに^^;ラジオセンターの入り口辺りの店

今回はケースや電源などを含んでいません。
その辺は自分なりに工夫してみてください。
電源はスイッチング電源を使うのが手っ取り早く、安上がりですが、
一般的にはオーディオには不向きだと言われています。
かといって、トランス電源にした場合には、終段以外の電源を定電圧化しなくてはいけないので、
別途定電圧回路を組むか、78xx、79xxを利用するといった妥協案にするかが必要になります。

もしもこれを参考にして作りたいという方がいらっしゃるならば、
相談には乗りますので、メールか掲示板で質問してください。



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