PICライターの作成
さて、MPLABでプログラムを書き、PICにプログラムを入れるには、 ライターという書き込み機が必要となります。 ここではそのPICライターについて説明します。

1.純正品を買う
純正品とは、MicroChip社から販売されているPICライターのことです。 純正品は動作が確実であることや、対応しているPICが多いということが利点です。 ただし、べらぼうに高いです。 ここを 見ていただければわかると思いますが、安くて$159です。日本円で16000円以上。
どうしても最新版のPICを使いたいとか、安心感がほしいとかの理由がない限りはお勧めではないです。 ちなみに、秋葉原に行けば多少は安くなって売っていることもあるようです。

2.キットを買う
キットとして有名なのは秋月電子通商のPIC Programerです。 現在はVersion4のバージョンアップキットまで出ています。 このライターは対応機種も多く、6700円(+1500円でバージョンアップキット)という純正品の半額以下という値段が魅力的です。 さらに使用している人も多く、実績もなかなかのものです。
電子工作はまだ初めて間もないけど、これからPICをいろいろいじってみたい、
というような人にはお勧めです。

3.自作する
上記の2つのライタの値段をみて「買えるわけないだろう!」と思ったあなた。 僕もその一人です^^;
そういう場合は、自作してしまいましょう。ただ、自作すると動作が不安定だったり、 PCを壊しそうになったり危険があります。 自作といっても、回路図はインターネット上に氾濫しているので割合簡単につくれます。
その中でもお勧めのものを二つ紹介します。
JDMライタ
このライタの回路図はここで公開されています。 英語のページですが、回路図だけあれば問題ないでしょう(爆) 使われているトランジスタが海外のものですが、普通に2SC1815で十分です。
ただ、この回路図のままだとたまに動かないときがあるそうなので、 ここを参照していろいろトライしてみましょう。
RCDライタ
もとはJDMライタなのですが、さらに部品を単純化したものです。 FENG3さんのページで公開されています。 一番安く作るのはこれがいいと思います。

ちなみに僕はFENG3さんのページにある5号機をまねて作りました。RCDではなくJDMです。

ケースは秋月のプラスチックケースに収めました。一応40ピンZIPソケットを備えていて、 ほとんどのPICに対応しています。

このライタはチップ部品を多用して小型化しています。 家と大学を結構持ち運ぶので小さくしたかったのです。 動作は割合安定していて、PIC16F84、16F84A、16F648A、16F88、18F452に書き込めることは確認済みです。 ただし、JDM、RCDライタともに使えるパソコンを選びます。 正確に言うと、使えるCOMポートを選びます。 ノートPCやUSB-シリアル変換のケーブルなどを使っていると正常動作しない場合が多いです。 なぜかというと、この二つのライタはシリアルポートの信号を整流して電源として利用しています。 そのため、ノートPCや変換ケーブルなどに使われている昇圧ICなどでは電圧不足で動作しなくなってしまいます。 現に秋月で買ったUSB-シリアル変換ケーブルでは動作しませんでした。 デスクトップPCの場合はほとんど問題なく使用できるようです。
もしシリアル端子がノートPCか変換ケーブルしかない場合は、1.や2.のライタを使うことをお勧めしまた。 FENG3さんのページには対応策も出ていますが、あまりお勧めできないです。

これらの自作ライタでPICに書き込むときに使うソフトとして有名なのがIC-Progです。 これもここで詳しく説明されているので参考にしてみてください。 元は英語版ですが、日本語化パッチも用意されていて、非常に使いやすくなっています。




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